創作と表現方法、物語論
◆はじめに マンガ雑誌の存在意義とはなんなのだろう。今回はこのテーマについて考えてみようと思う。そう考えさせられた最近のきっかけは、ガレットの3号目なので、ちょくちょく話しに絡めていくと思う。 ガレット No.3作者: 天野しゅにんた,寄田みゆき,乙…
1系統 純文学作品に通ずる人間性のテーマ描写表現 2系統 恋愛漫画に通ずる、恋愛、同性愛、性的興奮、昂ぶりの描写表現 3系統 百合のジャンルが持つ特異性特質性。ジャンル好きの人に向けた描写表現 百合作品を、その面白さや読者の求めている事、技術体…
◆はじめに 本当ならば、百合という概念単体の美しさの肯定、賛歌をしたい。その本質的な部分だけで感動したいし、できるはずだと思う。しかし、人の心を動かすには、思い入れ(感情移入)が必要であり、百合の一枚絵よりも、それぞれの人物(キャラ)の紆余…
リメインダラー、帰ってきたヒトラーと虚実入り混じった物語にふれて、少し考えさせられた事について考えてみる。 ◆虚実入り混じった作品の魅力や狙い 虚実が入り混じるとは、真実が特定されないこと、二つの反する事実が同時に成立するような不安定な状態に…
◆はじめに はなとひなは放課後は3巻でおわってしまうし、双角かんけいも2巻で終わってしまうし、推してる百合漫画の同時期発売で今月は最高だと思っていた反面、完結の喪失感でがくっと肩が落ちました。さて、今回は双角カンケイの2巻を読んだ感想と物語…
◆はじめに 起承転結、面白い展開、オチ、リアリティ。作品を形容したり、作品作りにおいて色々な視点や基準があると思う。しかし、前回の記事で述べたように、誰かに伝えたくなったり、その人の心に痕を残す、作品を好きになってもらう、そういった語り継が…
◆はじめに 最近は物語論について、あぁでもこうでもないと悶々しています。で、デカルトの方法序説にあるように、物事を考える時には単純化して考えてるとわかりやすいので、シンプルな星新一のショートショート集を題材に物語論についてあれこれ考えていま…
◆はじめに http://d.hatena.ne.jp/kito_yurianusu/20160611/1465638077 前回物語の大枠の作り方を整理してみたので、今回は、大枠が出来た後のブラッシュアップについて書こうと思います。物語をつまらなくする要因の排除や面白くするには?と、思いつきやア…
◆はじめに 趣味でゲームシナリオやら小説やら書いて、死ぬまでに生きた証みたいな傑作でも作れたらいいなと思う30目前のおっさんです。プロの意見やアドバイスのが的確なのは当然ながら、一方、同じ素人同志、同じ出発地点から歩き始めた目線の近い人同士…
『夜のヤッターマン』このタイトルからどこか文学的な香りがしたので、気になっていた作品でした。涼宮ハルヒのいない教室?、シャーロックホームズは死に絶えた?とか、有名作をもじったタイトルって、批判的とか斜に構えている感じがして、世間に言いたい…
百合っぽいアニメをちょくちょくレンタルします。さて、今回はタイトルの作品。学園パンフレットモデルの美少女に憧れて入学を決めた学園は、能力バトル?のおかしな学園。百合少女(百合レz大好き主人公)は、ハイテンションと能天気さで、愉快な仲間達の…
◆はじめに amazonの商品レビューを私はちょくちょく書いている。高評価のレビューは賛同者が多いが、低評価のレビューは、肯定否定半分半分みたいなことがよくある。これは、高い評価の人ほどレビューの確認に来る為に、評価をつけにくる母体の偏りが影響し…
◆はじめに 百合スキなので、時々ソレっぽいかもと思う作品を鑑賞します。今回は、タイトルの作品をみました。で、なかなかポテンシャルはあったのに、色々な点で損しているアニメだと思ったので、その辺を振り返りつつ、物語力向上の為、私的再構築でも試し…
前回のやや続き。 【物語の世界観】、【事件や展開のありよう】、そして【主人公】。物語(エンタメ作品)を作るには、この3要素がその根幹に思える。人によっては、当たり前の話かもしれないが、今まで作り手の視点はなかったので、今更ながら物語の製作、…
◆はじめに 先日、古野まほろ作品を読んでから、”自分の望む世界を形づくった小説”的なものを知り感銘を受け、自分の願望や妄想と向き合いながら、悶々と創作と空想しているところです。自らの願望を反映した新世界を1から作るとなると、マクロな政治、経済…
まどまぎ熱におかされて、同人誌漁り。キャラ萌えの延長で同人誌をみることはあったんですが、作品への好感の触れ幅が大きすぎて、がっつりあれこれ見比べたり、探したりと心地よい重症に身をゆだねています。さて、本題は、そんな風に同人誌を漁っていて思…