とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

スロットを卒業(引退?)した経緯・考え方

はじめに

これまでの私は一週間に1回は、ふらっとお店に立ち寄り、そのたびに数千円〜1〜2万円使ってました。日々の生活が逼迫するようなほどは(借金してまでとか)、お金をつかっていなかったので、月の貯金へ回る金額が少なくなるぐらいだと明らかなムダや損失から目をそらしていました。『行ってもムダだ。損するだけ。辞めたい。』大負けするたびに思うものの、またしばらくすれば、久々にやるか → ちょっと勝つ → 気分を良くして通いだすというお決まりのパターン。重度ではないものの、軽い依存状態から卒業できるまでに、どんなことを考えたか書いておこうと思います。(現在2ヶ月経過)


ギャンブル依存症 (生活人新書)

ギャンブル依存症 (生活人新書)


※画像があったほうが、ポップな感じがでるかもと思い入れました。本記事の内容と一切関係ありません。





1、時間潰し、暇つぶしという認識を持つ。

・お金だけでなく休日の貴重な時間まで失っている。
・気づいたらスロットばっかりして40歳(仮)になってしまった。当然独身で何もない。
・1,2時間遊ぶ(遊んだ)だけで、○○円使ってしまった。
・この時間で漫画、アニメ、映画の名作が何本見れたことか。


「とりあえず暇だし行こう。」「ちょっと時間空いたから。」「いい台があれば」そんな軽い気持ちで、お店に行ったが最後、この台はきそうとかいろいろ理由をつけて打ち始めてしまうものです。そして、使う予定のなかった出費がでていく。パチンコもパチスロも娯楽です。娯楽なんだから、いくら使って何分間(何時間)遊べるかという他のゲームや作品鑑賞、小旅行、買い物(デート)、女遊びと本質的なところは同じものです。むしろ、負けて数分でイライラして損した気分になる分たちがわるいかもしれません。


だから、時間つぶし、暇つぶし、遊びに行ってると強く意識します。そう受け止め方をかえれば、同じお金をだせばもっと楽しいものやもっと安く長い時間楽しめるものがあるはずと考えるようになります。試しにパチンコやパチスロに行かずに、他の娯楽に無理してでも行ってみて、時間と値段の関係を他の娯楽と比べてみましょう。大事なのは、無理してでも、他の娯楽に試しに時間を使うこと。そして比較して、いかにパチンコやスロットがクソかかみしめることです。






2、店が儲けている。お金を損している。客の9割は負ける。

・友人らは貯金して家を買ったり、海外旅行へ行ったのに、自分は・・・。
・あんなでかい建物の維持費分、ムカツク店員の給料を払わされている。・遊戯人口が減って、一人当たりの客から奪う金額を増やそうとしている。
・新台1台100万円。入荷直後は回収ラッシュでまず元を取ろうとする。
・今日負けた1万円で、おいしいお酒、美味しい食べ物がどれだけ買えたか。
・今日負けた一万円で、そのうちと思っていた品物や、衣食住を豊かにするものがかえたのに。


「親と同居していて金に余裕がある。」「結婚も子供もないだろうし使う予定がない金だから。」「他のみんなもやってるし。」生活費を圧迫するようなお金に手をつけていない人は、だらだらと理由をつけて、誤魔化し続けて、多少負けても通ってしまうのだと思います。負けの金額をつけていないような人は、余計、累積負け額がなければ、もっと豊かな生活ができた事実から目をそらしていく。


今が大変にならなければ、このままじゃまずい!!と生活を改めない。だから、ずるずる続けてしまう。どういう風に比較するか、どうすれば損失を認識できるよう受け止められるかは個人差があると思いますが、男ならプライドの生き物。友人や後輩の貯金と差がついていると思えば、損失を憎悪できるはず。女性なら、目先の物欲や生活を豊かにする小物の数々を替えたのにと思えば、損している意識が強く働くようになると思います。







3、勝てない、ツマラナイ、遠隔操作であたりを調整されてる。

・導入初日のネットの感想だと、糞台評価が多すぎ!!これは打たないほうがいいわ
・台を強打したり、ゴミを捨てたり、数枚残して帰ったり。全部監視カメラでみられていて、遠隔操作されている。隣の台ばかりあたる。最近よくはまる。
・店員がこちらのかをお見て挨拶したり、横を通り過ぎるとインカムですぐになにか連絡してる。
・珍しく勝った2万3万なのに、2,3日ですべて吸い込まれている。勝ち負けのバランスと額がわりにあわない。
・台の解析をみているとムリゲー。千円で○回転しかしないムリゲー。
・何百分の1を繰り返し引かないとどうしょうもないムリゲー
・ストレス発散のためにいったのに、結局負けて、嫌な気持ちで一杯になった。
・良い事が会ったから、景気づけにいったのに、結局負けて、いい気持ちに泥をかけられた。



一回の大当たりや、ちょっとした勝ちで、それまでのストレスから解放され、過去の大勝ちの記憶が蘇り、運がきてるかも。きてるかもと興奮してしまう。音や映像の刺激で脳が喜んでしまうように機械は計算されて作られています。悪いところはいっぱいあるけれど、たまにいいところをみせるからキライになりきれない。そんな男女の関係に似ているのかもしれません。


しかし、それでも大嫌いに!!行きたくない!!と思えるように、キライになる理由を作り出してでも認識をあらためなければならないのです。あの店でキツイ態度をしたから、あの店では仕返しに遠隔されて絶対でないといった店への嫌悪感でもいいですし、クソ台、辛すぎる吸い込み台といった台への評価でもいいと思います。


わざとでもいいので店への嫌がらせをオススメします。あの店でこれをしたから、台の上や入り口にある監視カメラでチェックされ、アタリが潰されてる!!などとムリヤリでも理由をつけます。また、ゲーセンやアプリで設定入っている台をプレイして、いかに店の設定が入っていないか。それどころかマイナス設定とでもいうぐらい酷いアタリ確率なのか、甘いゲーセンとの落差を感じてみてください。このレア役を引いても何%しかボーナスに繋がらない等、解析を眺めて台をクソ!だと思うのもアリです。キライになれる理由を明確に、ひとつひとつ言葉にして自覚してください。








最後に。

借金や生活費をけずってまでしている人は、こういった認識の改めでは改善できない位置に居ると思います。それは音や映像の刺激で、脳が中毒になり脳をいじくりまわされた被害者だからです。(レントゲン写真などで一目瞭然なのですが、中毒者は一般人と比べて脳の構造が変質。)病院へ行ってください。で脳が興奮をもたらす機会がへっても、我慢できるように、薬を使いながらパチンコやスロットのない生活に慣らしていく必要があると思います。



軽い方は、辞めたいから一歩進めて、上述のように、「○○だから、辞めたい。」「○○だから、やってもしょうがないし疲れるだけ。」等と、自分の言葉でキライになる理由を明確にしていって欲しいと思います。やりたくない。やるぐらいなら○○の方がマシと一つ一つ自分の中で、ぐっと頭に来る言葉を捜して集めていけば、いずれその飽和点が来たとき、「あ、こいつムダだ。」と見たくもないぐらいキライになれると思います。


金の行ったり来たり、ギャンブルとしての興奮を求めて辞められない方には、株やFX,なんたらオプション、先物ビットコインなどそういう類を調べてやってみたらいいんじゃないでしょうか。損する事が多いでしょうが、胴元がお金をかきあつめるパチンコやスロットとは違い、参加者同士の奪い合いの分、多少は救いがあるのかもしれません。





最後に2

理屈っぽくて、色々と意味が分からんな方はゲーセンに行くか、2スロや1スロをやってみて下さい。掛け金がほぼ0なためギャンブルから離れ、ゲームとしての面白さはどうなのかと冷静に見つめられます。また、いかに台が外れまくるかも体験でき、金が尽きる前に、もう飽きたしもういいよ、もうむりと思える経験が出来ます。これすらもムリという方は、もっとシンプルに普段の自分なら選ばないほうを意図的に選んで欲しいです。中毒気味の今を変えるには、新しい自分や生活へかえなければならない。そのために、いつもどおりや惰性をやめ、普段の自分とは違う選択から今まで獲たことのない刺激を受け、それが自分をかえてくれるきっかけになるかもしれません。