とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

ベストパートナーになるために を読んで。要約と感想やら。

◆はじめに

運命の唯一無二の存在と思える相性の良い相手にめぐり合えた。今が人生で最高だと思っている。しかし、同じように感じ結婚しただろう周囲のカップルで、結婚後に幻滅したという話、愛が冷めてしまった話を聞く。それもノロケではなく本気の愚痴を。というわけで、愛を深める方法、愛を冷めさせない方法、ベストパートナーになるために努力する事を知りたくて、本書を読んだ。その要約と感想を書く。男女必読の教科書にするべきだとさえ思う良書である。




ベスト・パートナーになるために―男は火星(マース)から、女は金星(ヴィーナス)からやってきた

ベスト・パートナーになるために―男は火星(マース)から、女は金星(ヴィーナス)からやってきた








◆男女がうまくいくために理解すべき原則と前提。

大原則:男(男性的な思考)は愛を与える生き物。
前提:期待やプライド、信頼が満ち足りていなければならない。満たされていれば誰しも愛を最高に与えられる男になる。裏を返せば、その期待やプライド、信頼が彼女との関係でないがしろにされると、与えられない生き物となり、愛をもらえなくなった彼女はますます冷淡となり、二人の関係はさらに悪化していく。




大原則:女(女性的思考)は愛を受け入れて、満足し充たされると男に期待や信頼を返し、男をさらに活気付ける生き物。
前提:女は大切にされ、気にかけてほしい、分かって欲しい、共感して欲しいと愛に飢えている生き物であり、十分な愛を受け入れてなければ、信頼や期待を男に与えられない。




というように、男女の愛は与えて、受け止め返し、貰ってまた与えるという両輪で成り立っていて、片方が回転をやめたり、相手の回転を遮るようなことをすると、回転数は徐々に落ちていき、愛は冷めていってしまう。









◆男の期待や信頼やプライドが傷つけられる時とは

男は女から常に期待やプライドや信頼を十分に満たしてもらえてさえいれば、いいのだが、それが傷つけられ駄目にされてしまうときがある。以下の4通りが主である。



1、日常の振る舞い
2、失敗(失敗しそう、流れをせき止められる)を責められる時。
3、要求される時。
4、アドバイスを参考にされない時



男女のことなので、どちらが一方的に悪いというわけではなく、各領域でのよくある誤解や勘違い、失敗を学びお互いに歩み寄る姿勢が大事である。









◆1、日常の振る舞い

女が満足する愛の与え方を男は知らなければならず、一方、女は男がうまく愛を与えてくれるように、男に期待と信頼を与えるやり方を知らなければならない。双方ともに、相手の採点方式と、それを生かして最大限に点数を稼ぐ方法をしらなければならない。



愛の与え方に関する男女間の採点方法や主義に関する誤解とすれ違い。
・与える時、男は一点豪華主義で大量得点を目論見、それを獲得した気になるが、女は一点ずつの加点方式で採点する。
 週末のディナー、海外旅行、高価なプレゼント・・・。男は一点豪華主義で彼女に高得点を与えたと誤解し、女性を満足させた気になるが、女性が愛を満足するには、普段の何気ない仕草言動が積もり積もった部分もかなり大きい。これを誤解すると、男はあんなに高い丸々をしたのに・・・と、もっと高いものでないと満足しないのか??と嫌気がさすか、その間違った努力を次にまた行っても、満足されない現状に直面する。




・貰う時、男は自分が彼女にしたことに対する彼女の好意的、好感的反応で大量得点を彼女につける。
自分のしたことでどれだけ喜んでくれたか、感謝してくれたかといった、自分の行いや振る舞いへの賛美・賞賛の度合が、そのまま信頼と期待というプライドを満たしてくれるように男は感じる。文句を言うのはもってのほかで、彼がしてくれたことを最大限に喜ぶ姿勢が、彼をさらに愛を与える存在にする。





・男は同点感という公平性を重んじ何もせず。女は与え”すぎ”だと気づいたときに一気に爆発する。
互いの気遣い。些細な施し。我慢。そういう互いの負担と支え合いを男女がする中で、上述の採点方法のすれ違いに加えて、採点結果をうけての対応もすれ違う。上述のように、男は一点豪華主義の大量得点だと思いこみ、女性の我慢やフォロー、協力はもらえて当然のものと思い込む。一方、女性は互いの持ち点に不満がありつつも、いつか返してくれると限界まで我慢してしまう。男はなにもせず待ち、女はいつかくれると爆発まで我慢する。結果、平穏にみえた日々が、いずれ訪れる女性の爆発で荒れ狂い、男は困惑する。





・男は、求められなければ、しない。女は、言われなくても気づいて欲しい。
男友達同士で、勝手にアドバイスや世話焼き、おせっかいをしないように、男社会文化では相手が求めない限り手を貸さない。それが、男社会をうまくやるルールだからである。それをそのまま、女性にもあてはめてしまい、男は求められないから、女性の日々の雑事や我慢を助け察するということをほとんどしない。一方で女性は察して色々してもらいたがる。





・女はそこまで満足していなくても、YESと言う。男は満足しているものと誤解する。
行きたい場所、やること、食事、デート、様々な選択の中で、女性はその選択に完全に満足していなくてもYES!という。男はそれを見て大量得点を獲得した気になるが、真実はそれほどでもないかもしれない。





・男の減点や罰則のルール。
男は、彼女の酷い仕打ちにマイナス点を与える生き物である。期待や信頼感を傷つける言動、批判などを女性から受けると、大きくマイナス点を与え、その分を補填、謝り、癒してもらえないと不満を募らせる。誤解や男性という生き物の不理解でやった女性の何気ない言動でも、男性は傷つく場合がある。










◆2、失敗を責められる時、失敗しそうな時、流れをせきとめられる時

女からの期待、信頼、有能であるといった思いで、男は自らのプライドを満たす。もし、男の多少の失敗(デートコースの不備等)があったときに、女性から責められようものなら、”アナタ一人では成し遂げられない””能力不足””無能”と思い男は落胆し、その女性への愛も冷める。また、道に迷っているかもしれないといった成功失敗しそうな時も、同様で、気の利いたアドバイスのつもりで何かいったとしても、それは彼に無能感を与え、落胆させる。女性は、彼の失敗をやさしく受け止め、”何も気にしていない。”という態度で応じる。そして、何か言いたくなってもぐっと我慢して、彼から手助けを求められたときだけ、存分に彼に協力とアドバイスをしてあげる必要がある。







◆3、要求やお願いをされる時

要求やお願いも一歩間違えば、男の期待や信頼、有能というプライドを壊す。丸々をして欲しい。丸まるならもっと良かった。貰って当然だ。こういう女性の要求する態度は、”今のアナタは期待未満よ””私は満足していない””無能”と男に思わせ落胆させる。要求そのものをしてはいけないのでなく、以下に十分注意する必要がある。




・タイミング (やろうと思っていたのに水をささない、集中してる時をさける)
・命令や脅迫はしない (命令や無理強いをしない)
・用件や結論を、的確に短く伝える。(長く言わない。お願いを聞くべきだという説得も不要)
・断られたら潔く引き下がる。お互いにちょっとしたNOをいえるようになる
・男は用件を検討中の場合でも、小言で拒否感を示す場合がある。女は黙って待ち、彼に期待と信頼を送り続けていつかその日がくるのを待つ。
・比較せず、当然と思わず、要求が満たされた時は大いに感謝する。特に、ちょっと無理した要求が通った時には、なおさら大いに喜び感謝を伝える。






◆4、アドバイスを参考にされない時

男は女性の話を聞くと、問題解決型思考で様々なアドバイスを相手にしてしまう。それも好きな女性からのアドバイスなら尚更、頼れる男であることをアピールするチャンスとばかりに、アレコレと意見を出してしまう。しかし、女性が求めているのは、情緒的よりそいであって、アドバイスや指導が欲しいのではなく、ただ相槌をうちながら、共感、同調、理解をしめして欲しいのである。当然求めていないアドバイスなので、それは参考にせず、男は自分の言ったアドバイスが参考にされないことに、アドバイスをしても無駄だ。話をしても無駄だと冷めていく。女性の情緒的よりそいを理解し、アドバイスをしないか、アドバイスを多少しても、それが少しでも参考になれば程度で、彼女に問題解決を期待してはいけない。









◆瞬間的心変わり

これまでの内容を忠実に守れば、男女間のいざこざやすれ違いはかなりなくなる。しかし、それでも瞬間的心変わりという災難がある。人間は満たされていると、それがいつかなくなるのではないかという不安にかられ、もしかしたら相手は自分のことを本当に好きではないかもしれない等と不意に思ってしまうことがある。不安になってる時は、普段以上に彼彼女の言動に繊細になり傷つきやすく、普段はしない相手の愛を試すような言動もしてしまう。どちらも、愛を自ら駄目にするようなものである。そういう瞬間的な心の浮き沈みは誰しもあると理解して、上であげた要求の仕方に注意して、今日はずっと一緒にいたいと。シンプルに伝えれば良い。また、長い間一緒にいると、彼彼女の地雷やトラウマを刺激して逆鱗に触れることがある。それは今アナタがしたことそのものではなく、両親からの影響や元彼彼女の過去の振る舞いが原因で傷ついてる箇所をさらにアナタが踏み抜いたからである。例えば、病気の時にやさしくしてくれないなど。その怒りの根っこは彼彼女ではなく、自分の過去のこういう所に根ざしていると互いに理解して、その時どう感じたのか。なぜそんなに怒ってしまったかを自ら省みて、その気持ちや心のうちを、落ち着いてからパートナーに十分に伝え話し合えばよい。







◆超要約  忙しい人やあれこれ一気にマスターできない人はここだけ。

男の扱い
・期待や信頼、有能感(プライド)を傷つけないよう、責めない。比較しない。言いたくても耐える。聞かれたら最大限協力する。貰って当然と思わず、彼がしてくれた事に最大限感謝する。

具体例
男のプライドを守る、女性の期待と信頼度合が試されるとき p159.





女の扱い
・情緒的より沿いを求める共感や同調の女性の会話術になれる。そして批判や拒絶、勝手な指導やアドバイスを絶対しない。
・”言われなくても”気にかけて欲しい。大切にして欲しい。なので男から色々と投げかけてあげる。



具体例 
彼女を大切にして気にかけてるよと伝える98の参考リストp、127.