とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

新潟県(日本海)でサーフィンを始めたい人に向けて。サーフィンのあれこれ。

◆はじめに

4年目に突入するまだまだ初級者、ギリ中級者仲間入りの新潟県内在住おっさんサーファーです。マリンスポーツの魅力に惹かれ、ウインドサーフィン、カイトサーフィン、カイトウイング等、他のアクティビティへもチャレンジしようと思いたちました。ただ、どんな感じなのかざっくり調べても、いいサイトに出会えませんでした。これは、サーフィンしたい人も同じじゃないのかと思い、新潟でサーフィンを始めてみたい人に向けて、新潟サーファーについていろいろお話ししようと思います。不安や悩みが解決されれば幸いです。

 

 

 

 

◆新潟サーフィンのアレコレ

 できる時期

1年中可能ですが、但し、波があるときに限ります。新潟日本海で波が多いのは、11月~3月頃。但し、冬型の気圧配置となり波が多くなる反面、波があっても大荒れで不可、あるいは荒れ気味でサーフィンに向いていない波も多いです。一方、4~10月は、波が少なく穏やかな日が多いです。波はたちにくいものの、気圧が落ち着いたときにきれいな波に出会いやすい時期でもあります。(雨の日の泥の中でやるサッカーとか、風があるときの屋外バトミントンとかそういうイメージです。やれるけど、いい環境かどうか。)個人的には、穏やかできれいな波でサーフィンしたいので、4~10月の方が好きです。

 

 

 

やれる回数(1年間)

波がないとサーフィンはできません。3・4日前には沿岸波浪予想や、気圧配置からの予測で、その土日に波があるかどうかわかり、きれいな波かどうかも、ある程度推測できます。新潟日本海では、11月~3月、ほぼ毎日のように波があるが、きれいな波かはその日次第(きれいな方が稀)。4~10月、波がある日と休日が一致するかは運次第。タイミングが悪ければ、経験上最長だと一か月近く(土日計8~10回ぐらい)休みと波が合わないことも。冬場は休みごとにできるけれど、荒れてることが多い。春夏秋はタイミングが合いにくいけれど、やれるときは綺麗なことが多いとそんな感じ。明確な回数でなくて申し訳ありません。

 

 

 

やれる場所

海に面していて波がある海岸なら基本的にはどこでもやれますが、

・サーフィンに向いた波がたちやすい海岸とそうでない海岸

・車の駐車に気を使う。通行の妨げにならないか。場所はあるか。

・不便なく海へ降りられる場所かどうか、

・海水浴シーズンは、海水浴場でのサーフィン禁止が多い、

等と、制限制約があり、どこでもすぐサーフィンとはいきません。

具体的にはしやすい場所は以下の通りです。

 

 

五十嵐浜寄り北(新潟東港方面)は詳しくないです、すいません。

・五十嵐浜(新潟大学付近)

トイレなし。路肩にとめるか、交差点より入り、海岸の砂浜付近へ。

・新川漁港及び、すぐ西のエリア(五十嵐浜隣)

トイレなし。漁港沿いの往来の少ない道や砂の上に駐車。

・間瀬海岸(岩室温泉付近)

トイレアリ。駐車場有。

・山田、井鼻海岸(出雲崎

トイレなし。駐車場有。

・大湊海水浴場(柏崎)

トイレなし。駐車場有。

直江津海水浴場(うみがたり裏、直江津

トイレアリ。駐車場有。

・藤崎海水浴場(糸魚川付近)

トイレ不明。駐車場有。

 

 

車を違反迷惑なく停められるかは重要です。基本的には、上記の場所で、新潟は縦に長いといえども意外と少ないです。穴場として2,3台だけ停められるポイントもありますが、それは慣れてきたらでいいと思います。上述以外にも、海水浴場として駐車場が設置されていてできそうな場所はいくつかあります。後は、できれば、海から車が十分見える位置でのサーフィンをお勧めします。これまで一度だけですが、ラインで窓ガラスを割った車上荒らしにあった(東港エリア)話を聞きました。新潟でもあるようなので、海上から車が見えるかどうかも抑止力として重要です。

 

 

 

 

サーフィンによる事故やケガ、安全性

・カレントやテトラ乱流にのまれ、沖へ流される。(死亡もありうる)

・自分や他人のボードとの接触事故

・波にまかれ三半規管へのダメージ

・海底の岩場、岩石への急落下で手足を切る、頭を打つ

 

 

サーフィンで命にかかわる一番怖い事故は、カレントやテトラポッド付近の乱流にのまれて、自ら泳ぐ漕ぐ以上の力で岸から引き離されていくことです。ボードやウエットスーツの浮力(浮輪)はあるものの、パニックによるものや、誰も知らずに流されていくと大事故に繋がります。また、転倒先に岩石がある場合も要注意です。基本的にサーフィンは海面上で転ぶので、スピードが出ていても怪我も痛みも全くないのが普通ですが、転倒先に海面すれすれの岩石があった場合は別です。重度の裂傷や頭部への衝撃で脳震盪になりそのまま死亡するケースも極々稀にあります。まずないことですが、海中に大きな岩石がないかどうかはチェックしたいものです。次に、スピードがでたサーフボードとの接触事故もあります。混雑していない場所でサーフィンをすること、自分のボードを手放さず、また波側に自分のボードを持たない。転倒時にボードと自分の接触が予想されるときは、万が一に備えて頭部を手で守るなどで、回避できます。後は海底に岩場や石がごろごろしている(大湊海岸等)場所では、足を切らないようにブーツ(ゴムの靴下的なもの)などを装着することをお勧めします。その他の海岸でも、急にとがった石の上に着水することもありうるので、慣れるまではブーツ装備をお勧めします。

 

 

 

始め方。費用。

混雑を避け、ブーツを履いて、沖に流されないように予習して極力注意を払えば、サーフィンの大概の大事故は避けられるので、ネットオークションやメルカリ、オフハウス等で必要品を手に入れて、独学スタートもできなくはないと思います。(新潟県内のオフハウスでのサーフィン道具は種類が少ないので、道具選びの知識必須で、初心者にはハードルが高いです。)

 

不安な方は、各サーフショップでスクールをしているので、そちらに申し込むことをお勧めします。道具類も総額では高く場所もとるので、1度体験してみて、自分に合っているスポーツかどうか、購入するべきかどうかよく判断した方が吉です。ネットを駆使すれば5万円以下でも道具は揃えられますが、道具の知識が必要になり初心者にはハードルが高いです。体験したサーフショップで道具をそろえてもらうか、量販店ムラサキスポーツにて、初心者セット等を購入するならば、10万円前後でそろうと思います。

 

 

  

 

◆サーフィンの魅力やはまりそうな人とは

私はスクールに最初一回だけ申し込み、あとは、ムラサキスポーツ初心者セットでデビューし、以後ずっと独学という者です。最初のスクールでは、肩で腕を回すことが久しぶりすぎて、途中で腕が全く動かなくなり息絶え絶えになりました。強烈に嫌な思い出でしたが、それ以上に、波に追しだされて板が滑り出すという疾走感、浮遊感、自然との一体感に魅了され、気づけば、2週間後には計8万円近いセットを購入していました。私が思うサーフィンに向いている人とは・・・

 

 

・こつこつ難しいことに挑戦してみるのが好き。(高難易度ゲーム挑戦等)

・車の運転にて、気持ちのいい曲がり方等、ラインどりに気を遣うことが多い。

・ケチというかロハス。継続的にお金がかかることへの抵抗感が強い。

・怪我をしたくない。安全志向。

 

 

サーフィンは非常に上達が難しいスポーツだとおもいます。スノボは初日でも、ドリフト・そこそこカービングターンなりして雪上をある程度思うように滑れるようになると思います。急なターンなど、さらなる上達は、また別の話ですが・・・。一方でサーフィンは、板の上に立つために1,2か月、なんちゃってターンでも1年~2年など途方もない時間がかかります。上達はゆっくり、でもいつかできるようになるだろうという、難易度の高いゲームに、”オレなら”クリアできるだろうと、こつこつ挑戦できるようなプライド(自尊心)の高い人が向いていると思います。

 

後は、波の状況を見て、ボードの性能や自分の技術を踏まえて最上のラインを描くのがサーフィンなので、車の運転にも通じるところがあるとおもいます。曲がり角、速度、車のコーナリング性能を踏まえて、最適のハンドル操作やアクセル操作を行う。気持ちよくコーナーを曲がることにこだわったことがある人なら、サーフィンも熱中すると思います。他には、お金は道具をそろえればガソリン代や交通費だけですみ、ストレスが少なく、また、海面上なので、どんなにスピードが出ていてもいたくなく、怪我もしないのはサーフィンの魅力だと思います。

 

 

 

 

◆サーフィンが嫌になったとき、嫌なこと。

 

サーフィンの面白さ醍醐味は、それとなく書いてきました。一方で、サーフィンが嫌になったときやサーフィンの嫌なことも紹介しておきます。

・上手な人が場所をとる。きれいな波だとすぐ混雑する

・上達できない期間が長く、取り組む目標も見えなくなる低迷期が続く

・海までの移動距離&時間が徐々にしんどくなる。

 

 

新潟ではローカリズムに遭遇したことはなく、人間関係のストレスはほぼなくサーフィンをできるのですが、きれいな波の日は話が少し変わります。普段の荒れた日には自分しかいない海岸が、5人10人と増えていきます。混雑していると危ないので避けたいですし、自分のいる場所と相手の場所に気を使いながら、海の上のポジションを調整するのも面倒です。そういうポジション争いを制するのは上手い人で、下手な自分はサーフィンしにくいすみっこにおいやられます。

 

後は、サーフィンは上達が難しいスポーツです。難しい反面、今日は練習の成果や手ごたえを感じたとなれば、すごくうれしいものです。しかし、うまくいかず2,3か月、半年と上達の気配が感じられないと、心が折れていきます。

 

最後は、移動距離と時間ですね。ガソリン代が気になってきたり、往復時間だとそこそこ一日をつぶすことになっていく。海から遠い程、心が折れていきます。私は50分が1つの目安です。時間や元気のある時は、遠出しますが、普段サーフィンをしようと思うときは、どうしても近場で慣れたそこそこポイントに落ち着いてきてしまいます。

 

 

 ◆最後に

 ここまで心配する人はまれかもしれませんが、新潟でローカリズムにでくわしたことはありません。ここは俺たちの海岸だ!よそ者や初心者は出ていけ!的なやつです。(大湊海岸で、どこからきたのとやや問い詰められるように海上で質問されたことが1回あります。)後は井鼻海岸で、今思えば、なんて失礼なことを・・!!という私のマナー違反を紳士的に注意されたことが1回あります。ほぼ人との接触はないですね。特に中越海岸のサーファーは少なく、五十嵐浜、大湊、郷津は波がいい時は、人沢山になり混雑する印象です。

 

 

サーフショップは正直、使用経験が少なくはっきりわからないですが、あまりいい印象がないです。店主が常連客と話していて、話し終わったらいろいろ聞こうと思っていたのに、15分近く空気となって待っていたこと。(我慢できずに帰りました。二度とあそこには行きません。)店のスペース的に品ぞろえが豊富ではなく、すぐに始められる初心者セット的な品物を買えなかったこと(私がせっかちなせいです・・。)、友人のサーファーデビュー者が、ショップで購入するときに、テイクオフが楽といわれ、幅広目だからと、フィッシュモデルを1枚目に推奨されたことなど。(実物を見ていないですが、オルタナ系ボードを1枚目に薦めるか!?ボード売りたいだけ!?)

 

 

 

軽自動車の人は、ミッドレングス含めそれ以上のロングボードは車内積みできません。車外につむ道具を買うか長さを踏まえたギリギリのショートボードを買うか等、考慮が必要です。

 

 

不安を取り除けたかは疑問です、でも、少しでも、「わかった、とりあえずスクールで実際のサーフィンに触れてみて、考えてみよう。面白そうだまずはそれからだ。」と思ってもらえたら幸いです。なお、スノボ好きの友人Aは熱中することなく、数か月で遠のきました。私の奥さんは熱中せず、波に極力のりやすく、波も穏やかできれいな時ならやってみたいと、ミッドレングス以上の長さで再挑戦したいと言うレベルです。サーフィンにのめりこむ人は、まだ私の周りにはいません・・・。