相談理論 相談ってのは非日常の世界。その世界の条件
会話にも、TPOがある。真面目な話をするのに、がやがやうるさい学食で話す人はいないだろう。人が真面目な話を出来る環境、できる条件というものをすこし考える。
■人数、場所、時間の異質性。
真面目な話というのは、いうなれば普段の関係で話さない会話。つまり非日常なのである。だから、日常と非日常が明確に別れるような、場所や空間の異質性が必要である。一度も来たことがない場所とは言わないが、普段とは違った雰囲気の時や場所ということである。人数をおいたのは、前項で書いた相談の相手理論にそうような少人数であるべきという意味である。
■注意事項
しかし、この非日常は相手の中で唐突に現れることもある。街を歩いていてふとしたときにも相手から相談が始まるかも知れないのである。ここで間違えていけないのは、自分は日常にいるつもりでいてはいけないということである。というのは、相手の非日常の話に対して、「何急に深刻ぶってるんだ。」だったり、もっと簡単に、「そういえば話変わるけど・・」と無理矢理日常に戻そうとしてはいけないということである。
相手から非日常の真面目会話が来たら、「少し座って話そうか」とスマートに誘導し、相手の相談を最後までじっくり、相手が言い尽くすまで話し合うべき。