コミニュティの限界 その2 φ
前回の書き込みで、
1,発言に反応すること
2,確立され、絶対化したルールでないこと
を重視して、集団のコミュニティの運営を考えた。
『社内ブログ革命』という本を読んで、いくつかヒラメキを得た。それを書く。
先に、結論を言えば、
・個人ポータルページの活用による、個の確立
・情報の質ごとの分類と、アクセス制限による、集団内の小さなコミニュティの成立。
集団という大きな円のなかで、緩い連帯感がある。その中で、1人1人の個人の考えが確立し、又その違いについて許容される状況を想定する。そして、そういう成熟した物同士が、同じ方向性の元で数人が結びつき、そこで強い連帯感ができて欲しい。
■社内コミュニティにおける、コミュニティ構造の1案
社内コミュニティが成熟していた方が、次の効果が期待できる。
1,日常業務のサポート(連絡・引き継ぎ・申し送り・日程調整)
2,業務改革・業務上の創造性(新アイディア・ノウハウの共有)の意見交換
3,連帯感・信頼感の構築
(4,愚痴・ガス抜き?←これはどう対処するか、まだ半信半疑)
この4つのテーマを話し合うための環境作りが重要であるということだ。
しかし、クレーム処理の報告と、業務改善のアイディアを同じ情報経路に設定しておくと、話し合いの話題が乱立しごちゃごちゃし始める。それは、本当に伝えたいことがつたわらなくなるという危険性をはらんでいる。そのため、上の4つを区分しつつそれを統合するサイト=個人ポータルサイトが全ての基盤にする必要がある。
igoogle や mixiをイメージしてもらえばわかりやすい。トップページにスケジュール管理する場所もあれば、相手の更新がアップされる場所があり、雑談をする場所へ飛ぶことも出来る。
個人用のポータルページを制作した上で、その一部にブログのようなものを作る。そして、そのブログの内容について閲覧者(話題の関係者を限定する)アクセス制限をかけるという考えに至った。
運用に当たっての注意事項
いくつか注意しなければいけない点がある。新しいものを導入したときに定着するか・しないかを決定する要因に配慮しなければならない
1,モチベーション=使うこと自体が楽しい。本当に便利。
2ー1,システム自体の使いやすさ= 使い勝手や、親しみがわく設計か。
2−2,使い方のルールや環境の使いやすさ=どこまでなら書いて良いのか。どういう口調で書くのか。そこで書いたことはどう評価されるのかなど、そのシステムを使う上での人間的なルール(設計)も、十分注意する。