とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

最近の若者像の1つの働き方について

『猫型社員の時代』

ネコ型社員の時代―自己実現幻想を超えて (新潮新書)

ネコ型社員の時代―自己実現幻想を超えて (新潮新書)


結論

猫型社員とは、自分の利益にめざとく会社の得に単純に従わないこと。

■結論の補足

・ 自分の属す集団の得と、個人としての自分の得が直結していないと捉えている。(個人主義)そのため、自分の得にだけこだわる。自分の得にこだわるというと、利己的な人間を想像するがそうではない。むしろ、自分のためになることならすすんでやるというぐらいの意味合いであり、個人スキルの向上にはすすんで挑戦する。


・ここでいう得とは、楽に(気軽に)、楽しくあること。そのため、責任や労働時間がふえることを求めない。それなりの収入があればそれで良しとする。=ワークライフバランス

■彼等の教育や雇い方。(上の2つをそのまま活かす)

・お金よりは、自由な働き方と興味のむく仕事を与えるようにする。

■注意

ただ、偽猫なる存在もいる。ホンモノの猫型との一番の違いは、好きとできるをはき違えていることである。自分のやりたい事じゃないとやらない。しかし、その好きなことなら凄いスキルをもっているのが猫型であるのに対して、偽猫は、好きなことしかやろうとしないくせに、そのスキル(成果)がみあわないのである。
すると、会社のためには頑張らないし、重要な仕事も避けるし、好きなことしかしようとしない癖にその仕事は半人前という事態に陥る。つまり、典型的駄目社員である。偽とホンモノの区別はしっかりつけること


■最後に、良い言葉を引用。

早い段階で面接による選抜を行うと、もともと完成度の高い学生の方が有利になる。つまり、3年生(4年生)の段階で成長することの上積みが反映されないのである。だから、入学の頃から元気で目立っていたようなタイプの学生がいくつも内定をとっていく一方で、内向的でじっくりと考えるタイプの学生は、不利だ。人にはそれぞれ個性があるのにコミュニケーション能力が偏重されているのだ。

個人的な経験の言葉を足すと、
あるいは、成長性ということが一発勝負の就職活動だと反映されないのである。3年、4年次の成長といっても、全員そこまで成長するかというと疑問である。しかし、出来事や体験(就職活動など)を通して自分に足りない力に気づいたときにそれを補おうとする成長性が、一発勝負でははかることが出来ない。
もうすこしじっくり腰を据えて、相手をみるべきである。