とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

コードギアス(アニメ)を見て 

神アニメ最高でした。コードギアス最高です。一瞬も飽きないアニメだった。コロコロとキャラの視点が変わって複雑な構造になり、先が読めない展開の数々。この作品の脚本家は凄いなーー。それとも、こういうのは監督の手腕なのか。スクライドと同じ監督らしいですね。

コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]

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まぁ、今回書きたかった一番は、ルルーシュとナナリーが奥手じゃなかったら、それでよかったんじゃね、っていうことですよ。(ナナリー好きなので、ルルーシュとくっつけたい補正が過分に入ってますが……)
ルルーシュは、ナナリーのために世界を作り替えようとしてた。それで、色々戦争どんぱちやることになったわけだが……最終回近くで、ナナリーから、「私が、いつそんなことを望みました」と返されたときに最初言ったことをおもった。「兄様といられれば、それでよかったんです」うん。それはもっと早く伝えられれば……あぁ、ナナリーw ルルーシュも、もっとはやく「暗殺に怯えるこの生活は嫌じゃないか?」と聞いてあげれば良かったのに。そうすれば誤解無く、戦争どんぱちをはじめることもなく、ルルーシュとナナリーが幸せになれたのに。


というわけで、生まれて初めて同人誌を、切に作りたいと思った次第です。ナナリーとルルーシュの或る世の出来事。
・生徒会メンバーと別れた後に、寂しさと日常への不安を募らせる。
ルルーシュが、夜中に回想に浸る。そして、ナナリーの顔が見たくなる。
・ナナリーの部屋。寝顔を前にして、普段話せないことを吐露する。
・ナナリーが実は起きていて、「兄様と・・」という台詞。
・二人がぽつぽつと本音を語り合う。
・ナナリーが、昔みたいに、同じベッドに入って話すことを提案
ルルーシュの肩にナナリ−が頭をのせたところで、さえこ登場 笑
・平然としてるルルーシュ。兄に甘えてるところをみられたナナリー赤面。さえこに指摘されて、それをみたルルーシュも初めて動揺。
・照れ隠しでルルーシュ退出。新しい理想の未来について歩きながら考え始める。
・突然部屋に戻ってきて、ナナリーと一緒に考えないとだよな。と台詞。



人は生きている。故に、世代という概念が生まれる。その概念は、生命・寿命という死への近さ遠さをあらわした言葉でもある。この死からの距離の違いは、人々に異なる利益への注目をあらわす。だから、死を乗り越えない限り人間は平等になれない。 明日死ぬ人が、30年後に出来る橋のためのお金をだすのだろうか。それを出させる政治を望むのだろうか。税以外でも、AとBの選択肢を選ぶときに、自分の死への距離を気にしない選択はないはずだ。 同じ文化、同じ民俗、同じ民族、同じ言語。教育や話し合いでそういった点は、理論的には均質に出来るように思う。同じような目的を持って、同じような考え方でルールを作っていけるそんな世界が、完全な話し合いが出来れば、可能だったように思う。


しかし、死への距離は調節できない。同じような目的の筈が、死への距離の差で、人々の目的がずれていく。目的が異なれば対立が生まれ、平和ではなくなる。まとまりがなくなる。 ふと、コードギアスを見ていて思った。人間を隔てているのは文化や価値観よりも、死そのものなのかもしれない。その乗り越えることの出来ない死そのものなのかもしれない。人は同じ時間に生きているようで、異なる時間を生きている。