とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

ガンダム00を観賞して 00劇場版を直前に、再考。

ガンダム00を見た。1つのメッセージを感じた。『思いまで、伝え合うこと』
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ガンダム00の世界では、同じ統一的な平和を目指すにもかかわらず、思想・方法の衝突で、各地で戦争が起き、戦場で人が死ぬ。そこでは、思いがすれ違ったまま……恋人と戦ったり、昔の級友だった友人が死んだり、親と子で戦う羽目になったりする。
まぁ、いろいろあるのだが、そういう戦場の対立を丸く収めるガンダムのシステムにメッセージが隠れていたように思う。ガンダム00トランザムシステムには、人々の声が思いが、脳に直接通じ合うという現象が起きる。喋らなくても感情が愛情がお互いに伝わり合う。お互いの誤解や、言葉に出来ないようなせつなさ、本当は争いたくない気持ちまで伝わり合う。



アンドレイ中尉が言った。まさにそのまま表現した台詞が頭に残った。
「母親を見殺しにしたあの父親は、弁解も謝罪もしなかった。」
「あいつと、それ以来まともに口をきいていない。」
「話してくれなきゃ、わかるわけないじゃないか。」
EVAでも語られてる、人間が抱えるコミニュケーションの問題。しかしEVAのように、ペシミズムに満ちたユートピアを願う語り口で、人間同士はわかり合えない現実を肯定させようとするのではない。ガンダム00は、新しい人間同士のコミニュケーションの現実的な方法を、切に訴えてるように思った。



書いてて感じた。最終決戦においてリボンズが乗る機体がガンダムにそっくりで、その機体が敗れたことの理由が。従来のガンダム史観では、宇宙へと進出するようになった人類の進化の予想の形はニュータイプだった。けれど、ガンダム00における宇宙進出への人類の進化の形は、トランザムシステムのような事を指す。”本当の人類の今後の進化”は、旧ガンダムを倒したガンダム00が正解だ。と言い直したかったのかも知れない。

進化は、脳力の発達ではなく、感情や心を伝え会える感受性の発達だと


注意:旧ニュータイプ(人類の今後の進化の予想図、期待図)とは 個人的な理解だけれど・・・立体的な感覚が必要とされる宇宙に対応するかのように、三次元的な立体把握に優れ、その他種々の感覚が鋭敏となる新しい脳構造の人類。


■追記、劇場版予告しか観賞してないのに、テキトーにオチを予想。

劇場版は、なんたらオルタナティウ(エロゲ)やなんたらフロンティアと同じオチになると予想。劇場版予告でアンノウン(ようわからん敵?宇宙人?)が登場してたことからそう考えた。
オルタナティブでは、ヒロインを脳改造とかして宇宙人ベータと会話できるようにした。フロンティアでは、拙いながら歌で宇宙人と会話?意思疎通を図った。で和解。



00では、トランザウの最終レベルでの発動で宇宙人との意思疎通をはかるのだろう。劇場版の主題とは、或る程度人類が1つになった。しかし、さらに本当に会話できないような、対話できないような相手とだって闘いを避け、平和な世の中を作れる必要がある=来るべき対話(宇宙人との遭遇)そういうあたりをあらわしたいのだろうな。予告で、セツナだけは!!とかいってたのは、セツナ(イノベータ)が現段階で最終レベルのトランザウを発動できるからであり、劇場版の中で一度意思疎通に成功するからだろうな。しかし、撃墜か不慮の事故で・・・セツナ一時離脱乙。セツナがいないと宇宙人と・・・・あぁ最終決戦ぐらいすごい闘いが・・・っていうピンチになりつつ、セツナ復活→トランザウ成功でエンディングかなーー。



肝心な点を予想できてない。それは宇宙人の動機をどうするかだな。意思疎通して誤解があったことを宇宙人に伝えて、なにかしらの納得→戦争停止をさせないといけないわけだが。その”誤解や動機”をどの辺にするのかだな。
・宇宙人の子供が誘拐されて取り返しに来ただけ。とかいう使い古されたオチなら吹く。
・資源を漁りに来たとかいう現実的理由かなー
宇宙人の戦争の動機にはかなり期待!! 




劇場版 鑑賞後の追記

宇宙人の攻めてくる動機は、本当に誤解だったようだ。というか本当は攻めてすらなかった。
見ず知らずの人とわかりあうために、まずは腹を割って色々話してみようとする。人間だってまぁ話しかけてみようとするのと同じこと。ただ、この金属型の宇宙人は相手と話す(意思疎通する)=くっつくという行為だったらしく、またそのくっつく行為で人間は石化して死亡するということもわからなかったらしい。それが誤解。


セツナのトランザムにより人間側の意向などを伝えたところ、即座にくっつき石化を止め、さらに親和を示す花の形(セツナが考える親和のイメージであるマリナ関連の花)をボディランゲージで作って伝え、平和解決がはかれた。


親善大使になったセツナは、アンノウン(金属生命体)との融合などを問題なく果たし?色々と関係各所を奔走。そして50年後ぐらいに、時間ができたところでマリナのもとへ・・・再訪する。最後のマリナとセツナのオマケをなぜつけたのかはよくわからないが、さらにその後のイオニアの台詞に感動した。「誤った知性の使い方しかできない人間は嫌い。」という台詞は格好良すぎだ。人類の未来を見据えそれを実現する技術を作り上げた男だと思うと、さらに言葉が重い。彼が居なければ、トランザム装置がこの世に存在せず人類滅亡か半数以上死滅だっただろうから、相当な功績者だ。