とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

2010年度版の 新しき村の暮らしを考える

武者小路実篤という人間が、新しき村という村を作り、其処で生活していた。その村は、共存、共生の精神をもち、自らの精神を高潔にするというような思想を持った人たちが集まって農業を生業に暮らそうという村である。現在も残っている。こういった考え方や生き方が似通った人たちと暮らすということは、おそらく幸せな人生であると思う。行き違いも、対立もない。


とはいえ、自給自足で同じ生き方をした人たちが集まると言うことは、この資本主義が進んだ社会だと現実的ではないように思う。農業だけで、豊かな生活を送ることは難しいし、既に仕事や勤め先があるとしたら、職場の位置関係から、集まって暮らすと言うことも難しいと思う。


そんな時に、新古本屋で本を選んでいるときに思った。生き方・考え方・思想というものの種類は、ある程度固まっているのだから(○○主義と呼ばれている物)、或る1つの思想・道に凝り固まった本屋があってもいいのではないかと。そこで、同じ思想の道に居る人たちが、先人が集め良書を選びぬいた本を買うことが、新しき村(同じ考えの人が高めあう生き方)の現代版ではないだろうか。


これには、好みや、興味、関心も、同じ思想の人は似通ってると思うからである。(趣味や、本を読むジャンルなど)しかし、これは他の思想の本を読まずに、凝り固まるというわけではない。自分の道を極めていくのに、同じような生き方・考え方をした先人が、死ぬまでに編み出した物を、できるだけ早く、皆(後続く人)が引き継げればいいと思うのである。定年後はこういう生活をしてみたいなどとおもった。50代まで溜め込んだときの個人蔵書の図書館解放というか。