とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

議論のための、議論の準備

信頼によって、議論(意識の共有)の成果や効率が最大限になるのかとおもえばそんなことはなかった。さらに重要な要素があった。議論のための議論。コレについて書く。


■信頼は、話し合いには重要だが、それが全てではない。

議論に及ぼす、信頼のもつ力は2つある。
1つは、自己開示能力である。自分の考えや、自分のしたいこと、自分の意見を親しくない人より相手に伝えやすいので話し合いをすすめやすい。
2つは、維持・束縛能力である。友情で結ばれているために、意見の対立や衝突があってもそれにたいし免疫・耐性が働きやすい。より説明するならば、親しい人には、心理的バイアスが働き相手への評価を好意的に解釈すること、加えて、日常的な付き合いがあるためにストレスを感じても逃げられない。つまり、相手に怒ることが出来ないという2つの自制の働きによる。


つまり、信頼は意見を出すこと。そして議論を維持・修復する力としての役割を果たしている。それも重要だ。しかし、お互いの意識を一致させ結論を同意するといった、意見をすりあわせる力が信頼にはないことに気づいた。



■議論のための議論

効率的に意見をまとめるためには何が必要かというと、議論のための議論である。やり方や、自分の考えを示す前に、事前に議論のルールをお互いに話し合う必要がある。与えられた情報の解釈(主観的にインプットした情報)を一致させる事が必要である。

辿り着く理想イメージの一致。

1,目的  (方向性の確認と、方向性の中身。楽しむって、どう楽しむの?)
2,達成目標(目的の定性・定量的把握)
3,理想を構成する重要点(はずしたくない項目の提示)


理想イメージに辿り着く方法論の一致。

4,方法論について話す。どっちが理想に辿り着きやすいのか。


言語的相違の一致(同じ事についていっているが、使ってる言葉の違いによる誤解)


つまり、交渉術と一緒である。お互いの考えがずれるのは目標がずれているのか。そして、目標に辿り着く方法がそもそもずれていると言うことが考えられる。しかし、それらの問題は1つだけ起きるのではなく、同時に重なって起きるので、どこでずれているのか意識する必要がある。


また、不作為的問題解決にもかいたように、そもそも現状を−ととらえなければ、目標は形成されない。そのため、一致させようと焦る必要があるかは怪しい。落ち着いて先に相手の話を上の注意事項に従って聞くか、相手が重要だと想っていなかったら、自分が決めてしまって構わない。