青い鳥 〜幸せについて生きることについて知りなさい〜
幸せの青い鳥は、身近に隠れていたんではなくて、旅を終えた二人は、身近に既にあったものに、幸せを感じるように成長した。というのが本当の青い鳥のお話。それが、作者のいいたいことなんだろうな。
- 作者: メーテルリンク,Maurice Maeterlinck,堀口大学
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1960/03/22
- メディア: 文庫
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青い鳥探しに出かける旅先で、主人公達はいろいろな所を訪れる。
・想い出の国
・森
・墓
・幸福の花園
・未来の国
それぞれで、
・過去の想い出の美しさや、
・木々や動物たちが生きている生命の凄さ。
・人が死ぬということ。
・世界にあふれる幸せの数々
・将来や明るい先・未来のこと。
そういった世界がどういう風に出来ているのか、どういう風に人間は生きているのかを二人は旅を通して知っていく。そして、旅が終わり家に帰ってみると、日常生活の中で、母や父や生きとし生けるものすべてに幸せを感じるようになった、とそういうことだ。母が叱るのは愛だと理解し、他人の幸せをうらやんだりせず、命の大切さを理解するなどなど。
童話と思いきや、生きることについて、幸せについてよく考えよく知りなさい。というなかなか壮大なメッセージが込められていたと思う。自分もそのメッセージには賛同する。というか、ブログの生き方 哲学 自己理解のカテゴリはそれを探そうといろいろ書いている。