とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

教育に関する理論の 口頭での相談に関する完成系

ようやく人から相談を受けたり、頼まれたりするときにどうすれば、相手の根本的な悩みの原因が変えられるのか気づいた。そのためこれから書く。

■教育には段階がある。

1,愚痴を聞いてあげる段階
2,励ましてあげる段階
3,問題解決を一緒に考える段階


実は、相手から話しかけられる相談のパターンにはこのどれかに属している。だから、この、どの段階を相手が求めていて、必要なのかを理解しなければならない。思い出してみると、たまに相談していて【私のことをわかってくれない。】とか思うときは、自然に求めている3つをはずしている場合である。その時を思い出せば、全く駄目だった効果は想像に難くない。


さて、補足として、1つ経験で学んだことを覚えて段階についての話を終わらせる。
・相手が相談に求める段階は、【その時に1つであることが多い。】



■それぞれの段階の解説 ・  必要な能力の解説

1,愚痴を聞く段階   必要なのは、傾聴能力。共感能力。

この段階では、相手は自らの失敗について、自分は駄目な奴だ。とか、周りのせいにしたりする。相手は失敗について落ち込んでいる・憤慨している状態である。
まずは気持ちの整理をさせるために、問題解決などをしはじめるのでなく、相手の話を否定せずに、ひたすら聞いてあげる。傾聴するのである。また、うなづきや、相づちを用いて、相手の話を真剣に聞いてますよ。と共感する。





2,励ます段階    必要なのは 相手の意識の前提を変える。

相手のひたすら話を聞いて、落ち込んでいる状態から回復した。でも問題を解決しようという前向きな話になっていないときが有ると思う。しかし、問題解決にいたるには、本人のやる気が何より必要になる。その相手のやる気に関わるのは、2つ。1,相手の状況認識 2,相手の自己評価。 前者が普通であると、相手は今を変えなきゃいけない状況だと認識しない。後者が低いと、状況はマズイと思っても変える力がないと思い諦える。
ここで、相手が○○だからマズイ。○○だから自分にはできない。この○○の前提を変えることができれば、相手の結論も変わることができる。相手の意識を変えて励ます段階



補足として2つ、
1、相手が悩んでることが問題の本質でない場合も、この段階で軌道修正するように状況判断を変える必要がある。
2,状況判断や、自己評価に関わるのは2つの相手の判断指標であり、それはその現象が起こす事態の【必然か偶然か】の判断に因る。また、引き起こす事態の【影響の大・小】の判断に因る。たまたまこうなった。と思えばいつまでも、それを問題とは思わないということ。

3,問題解決を考える段階    必要なのは 知識。

自分で今の現状を変えるために、動き出している。もうほとんど手助けは入らない。あとは相手が知らない選択肢を教えるだけである。一緒になって考えればそれだけでうまくいく。ただ、相手にあわせて 問題を解決するさいのアドバイスにいくつか気を遣う必要がある。
●アドバイスを、効果的・効率的にするために2つの視点を用いる。
・内容の選択。一度にすべてのアドバイスをするのでなく、1つずつ限定して伝える。
・方法の選択。
  方法ー解答軸  答えを教えるのがいいのか。方法を教えるべきか。
  放任ー強制軸  あまり口を出さないか。あれこれ指示を出すのか。

これらは、相手の好みと、相手が置かれている時間制限などの状況を判断して選択する。