『あるいて一歩』 武田すんの原点とはなにか?? いや原点・・??
単行本5周目の読破にしてようやく帯をみた。そして、武田すんの原点『あるいて一歩』の存在を知った。笑 早速読んでみた。
帯で、原点がここにあり
とあったので、今回は原点探し的に考察してみたいと思う。
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どうでもいいけれど自分が武田すんを知ったのは、こっちが最初↓(自分の原点)
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■はじめに〜原点探しとしての鑑賞とは〜
そもそもになるが、”作品を鑑賞する”という場合は次の3つの視点が主になる。
1、テーマについて 2、技巧について 3、歴史について
世界の果てで愛ましょうを例に挙げるなら、次のような具合。
1、男の女体化の是非について 2、同棲がもたらすラブコメ展開への効果 3、武田すんの他作品との比較や、過去の女体化漫画との比較。
弟と兄の禁断の恋愛についてを、1のテーマにとることもできるように、割と1つの視点のなかで様々な内容を選べる。特に技巧は、ストーリーの構成についてだとか、女の子の書き方とか・・・・かなり細分化の余地がある。さて、今回はその3番の歴史的視点のなかでも、武田すんの過去作品との比較つまり、原点探しをしてみる。
■原点1 【同棲???】
原点とは過去から今に続くこと。つまり、作者の核になるようなことだと思う。
あるいて一歩は、大家さんとそのボロアパートに住む主人公の恋愛話である。大家さんも同居しているため、夕御飯ネタ(二人だけ外食したのは内緒だよとか)、寝起きなどのだらしない格好とか、お風呂ネタとかまぁそういう同棲イベントが多い。
世界の果てで愛ましょうも”同棲”である。ただ、学校関連のイベントや話が多く同棲が原点とは完全には言い切れないという印象も受ける。