とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

三毛猫ホームズの推理(ドラマ)の感想 〜トリック部分が軽すぎる〜

今更ですけど、三毛猫ホームズの推理(ドラマ)を鑑賞。綾辻のアナザー等しかり、原作を読んでないミステリ作品がアニメ化やドラマ化と聞くと、耳に残ってそのうちみるかと手を出すことが多いのです。では感想を。

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◆トリック部分が軽すぎる。

赤川次郎作品は、DS移植された夜想曲シリーズにも手を出しています。登場人物たちの背後に隠された闇や私怨が、捜査で徐々に明らかになり、殺人事件の動機や構図が見えてくるのがメインの流れで、その時から、赤川次郎作品は、個人的にはトリック部分が軽すぎると好ましくない評価だったのですが、ドラマ三毛猫ホームズも、大体同じ印象でした。ネットでは半分ネタ扱いもされている第1話のトリックは、それでも数少ないトリック勝負の話でしたけどね。



◆これはドラえもん??

重ねて言いますが、三毛猫ホームズの原作は読んでませんのでドラマの印象です。


へこたれたり、人に頼りすぎたり、血が駄目だったり、やさしい心だけが取り柄の主人公(嵐相葉)が、数々失敗を重ねながらも、兄貴や妹、相棒の猫ホームズに助けられ、時に叱責され、成長していく、この様子がのびたとどらえもんの構図のように感じました。まぁホームズも猫だしね。


探偵の人間的成長や、推理力の失敗と成長も話に絡めてくるミステリは読んだ事ありますが、今作程、無条件に助けてもらう、助けてもらうのを期待しているって調子だと鼻につくことがありました。のびたみたいに子供ならば、色々すねたり頼りすぎたりは許されると思うんですけど、大人にそれやられるとね・・・。



◆まとめ

猫がかわいい。普段ぬこ動画とか見る人では全然ないんですけど、猫がかわいい。マツコデラックスに変身して喋り始める演出はあってもなくても良かったと思いますが、猫の印象がすごく強かった。


作品として総合的な面白さもいまいちで、ミステリ部分はトリック軽めの社会派?ミステリと私はスキでないので、人にオススメしないと思います。ミステリ好き!でも、トリック軽め作品がスキかどうかと猫が好きかも(笑)確認して、紹介する程度ですかね。ミステリ好きーの視聴者より、明るくコメディ要素おおめの刑事ドラマ系が好きな人の方が、この作品は楽しめるように思います。