とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

僕は友達が少ないの最終巻が残念だったなぁ・・・。(ネタバレ)

小説3,4巻でたぐらいに読み始め、派生の漫画やらも目を通してきたぐらい好きな作品でした。かれこれ4年ぐらいか?で、ネットで最終巻と聞いてまず驚き、そして酷評を見聞きしながらも購入し早速読み終えました。感想を書いて、気持ちを整理して卒業しようと思います。





結末がヒドすぎるといわれているようだが・・・

散々フラグちらつかせておいて、誰ともくっつかない。ようは、白黒はっきりつけない結末への不評・不満が多いようですが、私は明確な決着がでたと思います。最終的には、星奈といずれくっつくだろうなとニュアンスが漂ってましたが・・・。



夜空には、恋愛感情をお前に抱いた事がないとはっきり気持ちを伝え終わりにした。戦友というなんともいいがたい友情関係の再確認。




僕は友達が少ない 柏崎星奈 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

僕は友達が少ない 柏崎星奈 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

星奈には、(幸村と付き合ったりわかれた以後の卒業までの描写が少なすぎるものの)結局は、同じ大学の学部にまでついてこられ、私がほしいものは自分の力で手に入れるみたいな告白を再度かまされる。前回の付き合う云々は、隣人部の関係を壊したくない一心で、流れたわけなので、大学進学後は、まぁいずれくっつくと思います。




幸村には、付き合って1年たったクリスマスイブに私とせっくすするか、隣人部のパーティーを選んで別れるかという2択を迫られ、結局は別れることに。優柔不断で気を使う小鷹の隣人部にいたいという本心をひきだすための究極の2択を迫った男気が格好いいっすね。なぜ小鷹が隣人部に戻ったのかはやや不明ながら、友人やその他大勢の1人になっても、小鷹の傍に居る為、針の筵の隣人部に戻ってくるのも凄いとしかいいようがない。




僕は友達が少ない ぬいぐるみシリーズ4 志熊 理科(ノンスケールぬいぐるみ)

僕は友達が少ない ぬいぐるみシリーズ4 志熊 理科(ノンスケールぬいぐるみ)

理科には、結局告白したものの友情を再度強調されて振られる。というか小鷹の中でふんぎりをつけるために告白して終わらせた。理科の友情>>>>>恋愛は覆らなかったようです。恋人の小鷹より友達の小鷹の方がスキだったのかも?




幸村と付き合っている間の、隣人部らのメンツの小鷹への接し方がまったくわからず(特に星奈)、そこは消化不良ながら、一応各ヒロインとのラブコメ要素の決着はつけたんじゃないかなぁとおもっています。夜空はちょくちょくいやみを言いつつも、平静を装い、理科は友達路線を貫きとまぁ想像つくんですけど、星奈だけは、どこまでも暴れまわりそうなんで全く予想できないですけどね。





◆駆け足で突っ走る出来事の羅列からエンディングへ

残念だったのは、プロット的な2,3の箇条書きのネタ群をそのまま文章にしたようなイベントで最終巻が網羅されていた事。卒業まで描ききる為にとにかく時間をすすめたかったのはわかるんですけど、内容の薄い出来事がエンディングまで繰り返され、やっつけ仕事感が強い。この最終巻で一番残念なのは、エンディングや結末じゃなくて、この点だと思うんですよね。内容がすっかすっかでエンディングに至るから、ラストの感動もうすいわ、今までとは違うそういう書き方に、あぁ作者(か編集)がこの作品を終わらせるためだけに書いた最終巻なんだなと 寂しい気持ちになる。


ちょっと前の人狼ゲームやDX友達ゲームみたいに、隣人部でやらせてみただけなのに面白いみたいなネタは一杯あったのに。それだけキャラがたっていたのに、本当に残念。




◆友情じゃなくて、へ?青春?心に残る今?

後はオチ=結論もそこまでスキじゃないんですよね。ラブコメ要素をそれなりに含んでいたのでその決着をつけたのはいいんですけど。後は友情への決着をつけて欲しかった。友達が少ないのタイトル通り、友情を手に入れようとあくせくして、隣人部同士で友達が出来たときの練習をして、気づけば既に友達になっていて。でも、友情と恋愛。過去と未来。みんなに受け入れられるには?隣人部の今後と存在価値とか、複数の人間関係にまたがるややこしさとか、友情に努力し振り回されつつも答えを見つけていく小鷹の姿は、しかし、オチに全く出てこない。なぜかマリア先生の、「人より苦労するかもしれないが、全部乗り越えられます!!」で、それをうけて素晴らしい青春を過ごした三年間だったみたいな話で幕引き。



いや、青春の話とかじゃなくて・・・、友情とか友達の話だったよね???友達が居ない(コミュ力がなくぼっちだ)から、リア充ではないというそういう話だったよね??
うーん、残念である。