とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

SMとは何か 本当に満足のいくセックスは、SM的思考から始まるのではないか。

◆男は女をイカせたいのは、プライドのせいである。

男は女をイカせたい。アナタが最高!と言わせたい。その心理の奥底には、男のプライド(自尊心、自信)が根強くある。自分より格好いい男。自分より身長が高い男、自分よりお金持ちの男、自分より・・・他の男との比較項目は山ほどあり、男のプライドは常に危機に晒される。しかし、ことセックスに関しては、簡単に比べる(お試しする)ことが出来ず、また総合的複合的技術であり、その成否が女性の喜感情・満足に直結している。なので、この特殊な項目で、パートナーから最大の評価を得られることができれば、容易に他の男よりかなり優位にたつ事ができ、男のプライドは十分に満たされるのである。




◆SMの勉強開始。女性が求める”ストーリー”の視点から技術を見直す。

こうされると女性は気持ちいい(らしい)という数多くの単発的で非体系的な技術や、触り方の順序をまとめた体系的なセックステクニック論は見てきた。参考にした部分もある。しかし、気持ちいい場所を気持ちよく触れるようになるという表面的なアプローチだけではなく、さらに奥に潜む女性の求める(恥ずかしかったり、無自覚無意識で言えない)ストーリーから紐解いてアプローチする必要があるように思ったので、SMを参考にしてみようと考えた。





夜景の見えるホテルで、シャンパンを飲みながらHに誘うとまでは言わないが、女性は雰囲気が大事だからと信じて、雰囲気は雰囲気で一般論を参考にする。いざ、実際の行為になったらなったらで、愛撫をしっかりしようみたいな話を参考にする。それが本当にいいのだろうか。人によっては、いきなり後ろ手で拘束してズボンを脱がせてパンツ一枚にしたほうが羞恥心で興奮して、高まることもあるように。相手がどうされたいのか。どういう流れでどういう触り方を本当にして欲しいのか。セックスにいたる道のりも、その最中も、結局は相手の望む展開をかなえてあげることが本質であり、相手の望むストーリーを与えて満足させることが、本当のセックスであり、その考え方に近いのがSMだと思ったのである。




◆うぅむ わからない。

SとM (幻冬舎新書)

SとM (幻冬舎新書)




Mの女の理想の責められ方、あるいはそのやや期待の上を行って驚かせる責められ方。それを先回りして満足させえてやるのがS。という大原則はわかってものの、では具体的にどういう理想の形があるのだろうと思うものの、なにも本書では参考にならなかった。日本とヨーロッパのSM観の違いや歴史的な出来事のSM的視点での解釈など面白いものもあったが、現実具体的な参考にはならない。もうすこし色々とM女の理想を捜して自分なりに体系類型化するしかないのだろうか・・・。





◆追記1 観念的に類型化してみる。

探し方が悪いのか、求める答がずばり載っている本や情報には出合えなかった。男も女も少なからず似ているだろうと思うので、男目線をベースに、妄想というストーリー、性的な期待について考えてみる。どこを触る触らないという表面よりも根っこにある、こういう系統やこういう責められ方(愛され方)が好きという性的な趣味嗜好期待の洗い出しをしてみる。




1、強姦、調教、監禁、リョナ系を求める完全な支配下・自分本位系
レイプAV、調教AV系にあるような、相手の意志を完全に無視して、自分の支配下におく。自分の思う通りにしたいという男のストーリー。これをM側の目線で言い換えるなら、手足を縛られ体の自由が利かない状態で好き勝手にされることを喜ぶという、支配下に置かれることを喜ぶストーリー。ただし、相手の完全なおもちゃにされる事を喜ぶ女性はまずいないと思う。嫌な事、キツイ事をされれば、どうしたって冷めてしまうので・・・、このストーリーを求めている女性はかなり少ないだろう。





2、ライトレイプ系。痴漢、マッサージ、NTR,円光、ナンパ、おもちゃの無限攻め等
羞恥心や、道徳心、モラル、新鮮さへの期待、そういった、普段ならしない、興味はあるけど自分からしてみたいとはとてもいえない、そういう部分を肉欲快楽と都合の良い嘘でなし崩しにされながら、やって(やられてしまい)快楽におぼれていくストーリー。男目線で言えば、相手を気持ちよくさせて、自分の欲求を受け入れさせる形で支配欲や達成感を手に入れるストーリーである。女性目線では、これも、全くその気のないことをされれば、どうしたって冷めてしまうので・・・、自ら望むちょっとアブノーマル、ちょっと言いにくい性的欲求を、ちょっと強引にこじあけて満たしてくれるストーリーである。ここを掘り下げることで女の求めるストーリーの手がかりになりそうである。






3、フェチズム系。眼鏡、白衣(医者)、どS(イケメン)、スーツ、肉体美。盗撮、着替え
女子高生、ナース、スクール水着、テニスウェア・・・。男目線でならば、ドンキホーテにあるような数多くのコスプレグッズへの憧れがある。さらには、丸々をした××というようなシチュエーションプレイも加味されるのかもしれない。フェチの名前の通り、その理由は皆目不明だが、フェチに出会うと興奮してしまう。一方の、女目線は正直よくわからない。ただ、こういう姿にぐっとくるという言い回しで男にドキッとする(性的興奮を覚える)姿について語っている気がする。衣服や状況を作っただけでではパートナーが普段より興奮している程度だろうが、前準備として、これも掘り下げて実践してみる価値はありそう。






◆なんとなくわかってきた妄想というストーリー。

○性質や属性(衣服や小物で)
シュチエーションとも関連するが、ある属性の人としたい。責めたい。責められたいという欲求。JK、人妻、秘書、メイド、水着など。



○シュチエーション
・支配、被支配、独占欲
・空想と現実性
・スリルと緊張感と破滅
・設定とルールの味付け



どういう人とするのかという属人的な性質や属性で興奮する場合があるだろう。それだけで、他の要素はすべて十分かもしれない。一方で、シチュエーションによる興奮がある。それは上述の4項目である。すべて関連している。



まず支配−被支配の関係性がある。この点も掘り下げていけば非常に複雑になるが、自分の所作で、相手の存在や反応や感情をすべてコントロールしたいと思う支配したい側と、自分の求める期待、あるいは無意識の期待を満たして欲しいと要求する側、簡潔に言えば、SとMの関係性である。ただ、そのすべてをコントロールしたい要求幅と、相手の期待に差がありすぎるとうまくゆかない。



例えば、空想と現実性がある。自分の職場でそういう行為をしたがる人と、絶対したくないと思う人がいるように、現実日常の世界は現実日常のものとして、あるいは完全な秘め事ととして、区別するのか、あるいは区別がなくむしろ現実世界すらもSとM的世界で寝食していきたいのか。現実と空想の区別や分別がある。看護師の彼女にナースのコスプレをお願いする場合に、人によって絶対嫌が、そうでもないか、むしろ内心嬉しいのかの話ともいえる。



次に、空想と現実性にも関連するが、その秘め事が絶対に安全であり信頼信用できる方がいいのか、それとも多少は問題がおきるぐらいでも望ましいのかというスリル、緊張感の領域がある。野外プレイや屋外でのイタズラ(辱め)などの好き嫌いともいえる。




最後は、設定の味付けやルールだろう。これも好みだ。犬と人間という体で、言葉をしゃべらせずに言葉を制限して快楽に身をゆだねようとすることもできるし、万引きJKや警備員、会社の不始末OLと上司といった、罰やおしおき設定もあるし、その強弱もあるだろう。事故で両手が動かなくなった責任で、命令ですべて奉仕させるなどもある。二人が興奮する二人だけのルールを1から作り上げていく長期的な設定ルールもあれば、その日のノリや気分で設定やルールを設けることもできるだろう。この辺も好みの話だ。完全に相手の反応や満足を支配したいなら、相手の好みを把握する必要があるだけの話。





こう考えてくると、人間誰しも支配・被支配的な妄想と空想は抱くのであり、誰しもS的やM的な、またその両方の素養をもっていると思える。しかし、本心と嘘の壁、程度の壁、自覚無自覚の壁等があり、簡単には、相手の満足反応の支配を成功させたり、自分の期待する要求が満たされることはないだろう。こうなってくると、すべてを正直にさらけ出して互いに、性的な満足を高めあえる関係になっていくか、それとも、ただ自分のやり方・手順にこだわって、それがぴたりと合致する相手に運よくであうか。そして、相手が多少隠していても、普段の所作や会話から相手の本心を読み解き、相手の反応満足を支配する相手専用のやり口を見つける術を手に入れるかのどれかだろう。




また後日書こうとは思うが、すでにその根幹は書けた気がする。上記4項目にまつわる性的な彼女の考えを日ごろから踏まえたうえで、それにあわせた設定とルール、責め方を作ればいいのだから。もっといえば、そのパターンも類型化できそうである。




◆O嬢の物語をよみつつ

SとMの関係性、