とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

言葉は魔法。良い言葉を操って世界を良くしよう。

以前から何度か書いているが、人間は言葉で物事を考えたり、相手からの言葉を受け取って感じたりする考えたりする。つまり、人間の気持ちや行動の大部分が言葉に支配されていると言っても過言ではない。
だから、この世界に良い言葉そのものを増やしたり、良い言葉を扱う方法を広めれば世界がもっと良いものになると思う。罵るとか汚い言葉という最底辺の良くない言葉ではなくても、今の言葉って良い意味なの?悪い意味なの?と迷わせる言葉でも、我々は疑心暗鬼に陥り酷いと人間不信に陥る。本当に良い言葉を使いこなせるように言葉に熟達したいものである。



というわけで、今回は良い言葉とその使い方について。
参考にした本。(抜粋に近い部分もあります。)

買ってもらえる広告・販促物のつくり方 (日経文庫)

買ってもらえる広告・販促物のつくり方 (日経文庫)

口ベタでもうまくいく! ほめ方の極意

口ベタでもうまくいく! ほめ方の極意



■良い言葉とは具体的になにか?

良い言葉と言うのは、世界(社会)を構成する人々が幸せな気持ちになれる言葉のことだと自分は考える。幸せになる言葉というのを具体的に挙げると、重要で最優先の次の3つを挙げたい。


1、相手を喜ばせる言葉(褒める言葉)
2、相手に一番わかりやすく伝わる言葉
3、名言(真理=生き方の指針、成功法則など)


1は、人に認めてもらったり人から褒められると承認欲求が満たされて幸せな気持ちになるからだ。相手と前置きをおいたのは、承認欲求とは他の人から認められることだからである。自分→相手→自分→誰か→自分という風にめぐりめぐっていろんな人で喜ばせあって、みんなハッピーになれるといいなぁ。



2は、相手に自分の望む行動をとってもらえるとうれしいという気持ちになるからだ。操るとか人を好き勝手に動かすようなイメージではない。自分の思いをできるだけ相手の心にしっかり届けてそれで駄目なら駄目だし、良いなら動いてもらえるはず。中途半端な言葉や意思の伝え方のせいで、別の言い方をすれば違っただろうに・・・という事態を避けることを目標にする。どちらかというと仕事(共同作業)で利用して、伝言、依頼、営業を上手くやれればいいなぁ。
注)現時点では、社内でのわかりやすい言葉は勉強中。会社から社外への、消費者向け広告やCRM、取引先文書に限定。



3は、失敗する=ツライ・いやだという気持ちになるわけで、人生の成功は良い気持ちになるからだ。過去の偉人の言葉や、つらい状況をポジティブに受け止められる言葉や失敗をエネルギーに変える言葉、失敗しないように人生の教訓を教えてくれる言葉を心に刻んで、みんなが大きな失敗をせずに、そして失敗を乗り越えられるようになれればいいなぁ。






■良い言葉の使い方。扱い方。マスターの仕方。

3、名言(真理=生き方の指針、成功法則など)を使いこなす!

先に簡単な3から書くと、3は名言集を読んで気に入った名言を1つ1つ覚えていくといい。名言をすべて覚えようとしても無理である。反対の意味の名言もあるしもはや時代が違う名言すらある。自分が望む人生の生き方が書かれた名言は、自然に好きになり、その名言を覚えるものである。

その名言を言ってみる
その名言を使えば良かったと思う格好良いシーンや過去のシーンを空想する
その名言を書いてみる
などを繰り返していくと、なんとなく好きから、いつでも使える身に染込んだ自分の言葉になる。そしてその言葉を実践できるようになる。




2、相手に一番わかりやすく伝わる言葉を使いこなす!

重要なキーワードは

○伝える商品や内容のメリットを追求する言葉を探すこと。

例)成績があがります! と 子供のやる気がぐんぐん伸びます! 
どんな言葉で言うのが、一番相手のニーズにダイレクトに響くのか考える。

○相手が考えて訳さないと理解できない言葉を減らすこと。(ひっかかりを失くす)

・ひっかかりが生まれる言葉は使わない。あるいは簡易な言葉と併用する。
例)フリーコール→通話無料。



・覚えてもらう表現ではなくて、買ってもらう表現を探すこと
理想の髪へ。といった響きが良い言葉や五感のいいハイセンスの言葉は覚えてもらう表現であることに注意。口コミマーケティングやとにかく多くの人に認知させることが重要な場合にのみ語呂の良さや誰かに言いたくなるフレーズを作ると良い。(そうだ、京都に行こう。というようなネタになるぐらい定着する表現というか・・・)買ってもらう表現はメリットをダイレクトに伝える言葉である。



・主語を消費者にする。
例)綺麗なサラサラヘアへ→あ、髪がサラサラ!相手のメリットを相手が感じ取るような相手に一番近い表現をする。そのまま脳に浮かぶだろうぐらいにまで相手に近づいてよい。
 




1、相手を喜ばせる言葉(褒める言葉)を使いこなす!

色々な褒め方がある。褒めるとは相手を評価することに繋がるので自分と様々な関係性の人を褒めていくには色々なパターンの使い分けを覚える必要がある。例えば上司や先輩(上の人たち)を褒めるには、3や4や5は使える。友達や同期(横の人)なら、1や2や3が有効だろう。後輩や年下相手なら、1や6が良いと思う。


ただ、どの褒め方でも基本事項として2つ抑える必要がある。
○外見<能力<行動<思想のようにより内面的な部分を褒められたほうが嬉しいということ。
○その人のセルフイメージ(その人が頑張っているところやその人が気にしているところ)を褒めるほうが嬉しいということ。褒めるときによく間違いが起こるのはこの部分である。「その服格好いいね。」「そうかな?(この服は2週間前から着てるんだけど・・・それより印象が換わって見えたのは化粧を変えたからなんだけど・・・)」みたいに自分が良い!と思うこととその人が良い!と思っているところは往々にして異なる。


1、間接的に褒める。

悪口はもってのほかで、人の居ないところでこそそのひとの良い点を褒めるべきであるという名言の通り、第三者経由での評価は言葉の重み(その言葉の受け取られ方)が違うという効果を使う。言葉遣いなどは関係ないから、簡単に実践できる。

2、自分を主語にして感動を伝える。

例)「それ、すごく○○だね。」
うまく言葉が作れない場合には、「私は、すごく○○だと思いました。」というような思いましたフレーズだとどんな言葉とも繋げやすい。

3、質問形式で褒める。

例)「どうしたらそんなに○○になれるの?」
上手く言葉が作れない場合は、「どうしたらそんな○○上手になれるの?」という〜〜上手というフレーズだとどんな言葉とも繋げやすい。

4、自分を下げて褒める。

例)「○○さんみたいにできるようになるには、自分なら10年かかる」
これは自分を下げることで相手を褒めるので、上司や先輩に使いやすい。「○○さんの〜〜〜〜は、自分には到底できません。」「○○さんの〜〜〜〜は、自分には想像も付きませんでした」「○○さんの〜〜〜〜〜みたいに、どうしたらそんな上手くできるんですか」

5、誰かを紹介するときはオーバーにその人の良いところを伝える。

その人の紹介をオーバーなぐらいにすることで、そこが話題の起点になる場合が多く打ち解けやすい雰囲気を作る場合や、話を聞く相手に凄い人なんだ・・・と集中して話を聞こうと思わせる効果がある。

6、情感や言い方を工夫して本音のようにほめる。

「あなたは、本当に○○上手だ。」と強く言い切ったり、心からそう思ったかのようにつぶやくように話してみたり。二人きりのときに真面目な調子で褒めてみたり、酔ったフリして本音を言うぞと前置きしたり・・・などなど




以上。
まぁ、できるビジネスマンじゃないので2の言葉は非常にへっぽこですが、3の6つの褒め方はちゃんと意識して使えるようになりたいなぁ。特に上司や先輩をほめずらいと以前から感じていたところに、いい回答をもらえたと思う。