とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

『考える技術』 大間けんいち

本当は、考える技術・書く技術という名著をよみたかったのだが間違ってこれをてにとってしまった。しかしそれなりに面白かったのでさらっと目を通した。以下感じたことをいくつか。



考える技術

考える技術



■実証実験で検査。目の前の物を変化させてデータを取ってみる。

仮説を立てた場合には、その証明をしなければならない。そのときには、全くの別の事柄から類推するのではなくて、過去のデータを見てみる方法がある。例えば、過去の値引きセールと、現在の価格の差を比較して売れ行きをみる場合などである。この例を逆に考えるなら、証明をしたいなら、実証実験として現実にその仮説を行ってみて成果を問えばいいということである。


■ロゴスによる説得立証。その証拠作りには聞き取り調査。

説得論証において、一般的な人は説得力を持ち得ない。それは専門家ではないし、社会的な上位の地位にいるわけでもないからである。その場合に、有効なロゴス的説得論証の1手段として、インタビュー(社会調査)があげられる。1個人の経験談や体験談では説得の薄い材料にしかならなくても、皆の意見といえば説得力が増すからである。統計という世界全体の数値を持ってこなくても、足で稼ぐ方法で、説得に必要な尊敬や権力を勝ち得ることができるのである。ロゴス的説得立証の類型に、インタビューを足しておく。



■仮説提案合戦と名付けよう

私がしたいのは、同じ興味関心について話すことである。それが大人の会話だと思う。これは、議論ではないし、ディスカッションであすらないとおもう。つまり、1つの答えを二人で決める作業では断じてないのだ。つまり、仮説提案合戦とよびたい。そういう会話があるという概念を世間に知らしめたい。それが道を生きる人間の1つの解放なのだから。