とにかく考えた、事・方法論を書くことにした。

最近は雑記ばかり。サーフィンと読んだ本に関して考えた事などを書いていきます。

2010-01-01から1年間の記事一覧

契約とは相手のツボを押すこと? お客様視点 その2 Ψ

契約とは、決断すること(判断すること)である。であるから、ある基準を満たしているか満たしていないかによって、決断することが出来ない場合がある。だから、契約をするために、相手の場合によって何を判断基準にしているのかを探る時間をじっくり取る必…

友情と愛情  〜長く続く友情とは〜

さて、長く続く関係とは何であろう。永久の愛。永久の友情どちらもきいたことはあるが、今回はその友情について考えてみたい。出会いや別れの時期だから・・・・こんな事を考えてみる。まずは、愛と友情の違いについて言及し、その後、友情を長く維持させる…

アリストテレスの論理学 補足

説得立証を行うにあたって、理論 ロゴス 人格・信頼 エートス 感情 パトス の3つが、そのおおきな説得の材料になると話した。そこからすすめて、今回は、具体的にはどういう根拠の話題が論拠となるのか考えてみた。ただ、3つの視点は入り交じるので、具体…

『箱男』 安部公房を読んで

箱男 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/05メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 69回この商品を含むブログ (226件) を見る ■メインテーマは、視点 この小説のキーワードは 【視点】である。 ・見ること見られること。 ・見られる…

壁 Sカルマ氏の犯罪を読んで

■アイデンティの形成がテーマの作品か この作品も、アイデンティの喪失や形成に関するものとみて良いように思う。主人公であるSカルマ氏は、或る朝目覚めると、名前を忘れている。そこから、自分の存在が現実世界から切り離されていくのである。しかし単純…

本 『砂の女』を読んで 安部公房

人間はどう生きるべきかという視点でついついどんな本を読みながらも考えてしまう。今回の作品も、そういう視点で見た。 ■あらすじ ある教師の男が趣味の昆虫採集をしに、砂丘へ訪れる。砂丘の奥へ進んでいくと其処には、一軒一軒が砂にぽっかり空いた穴の中…

アリストテレスの論理学  説得術・弁論術

相手を説得するためには、どういう論理やたとえ話などを用いると効果的なのだろうか。その説得あるいは弁論を考える題材に、古典のアリストテレス論理学を読んでみた。彼は様々な領域において弟子や市民に教えを説いていて、例えば『正義とは何か』などを非…

組織とチームの区別

今までは、集団という言葉ですべて取り扱ってきた。しかし、集団のなかにもいくつかの概念が存在する。組織やチームなどがそれにあたる。集団のよりよい運営などをいくつか考え、書いてはいる。しかし、集団が包括する全ての概念に妥当的なルールなのか、そ…

ドキュメンタリーは嘘をつく?のか。

フジテレビの深夜ドラマ 『放送禁止』をみていていろいろと考えた。この作品は、ドキュメンタリーのような調子で進むフィクションのドラマという珍しい設定だ。多分この文章ではわかりずらいとおもうので、youtubeなどで実物を見た方が早い。 以前学校の講義…

フランクル  『夜と霧』を読んで

第二次大戦中。ドイツのアウシュビッツ収容所で行われた凄惨な出来事について、奇跡的に生還した心理学者が書いた作品。事実を描くというよりも、その出来事を目の当たりにした内面的な心の揺れ動きを書いている。(正確には、いくつかの収容所へ移動したた…

就職面接でみるべき3つの条件 ー成長する人材か??ー

結論から述べると、 1、思考力と表現力 2、知識・新情報の獲得傾向(内発と外発で分類) 3、素直さと謙虚 =自己批判性 ■はじめに 人の何を見るべきかと考えたのは、人が成長する生き物だからである。また、表面的な知識を、誰もが持ち得る時代になったか…

コミニュティの限界 その2 φ

前回の書き込みで、 1,発言に反応すること 2,確立され、絶対化したルールでないこと を重視して、集団のコミュニティの運営を考えた。 『社内ブログ革命』という本を読んで、いくつかヒラメキを得た。それを書く。 先に、結論を言えば、 ・個人ポータル…

キャラの魅力に関しての理論の延長

『美少女の現代史』という本を読んだ。その中でキャラの魅力に関わる部分を取り出して、自分の知識にしたいと思う。以下いくつか面白かった話。「美少女」の現代史 (講談社現代新書)作者: ササキバラゴウ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05/20メディア:…

コミュニティの限界 あるいは集団の限界 Ψ

集団は2つの形態がある。1つめは、目的達成型。2つめは、コミュニティ型(仲良くするための集団)。どちらにせよ、コミュニティ的な側面、つまりコミニケーションの側面はかかせない。 人間はコミニュティを持っている。それは、日々の雑談をしたり、考え…

本:『真理先生』で面白かったこと

著:武者小路実篤の本の一節にあったことについて書く。自分も共感した内容を簡単に自分なりの説明を付け加えて、書いてみる。真理先生 (新潮文庫)作者: 武者小路実篤出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1952/07/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 31回この…

考えることと実行することの、判断基準。φ

実行を伴わないと知識の発展が難しいと考えた。では、知識を得やすくするために自ら実行の場を設けるべきなのか。そして、実行の基準を何に置くべきなのかが検討の余地が残っていた。それが見つかったので、私的な自戒だが、ここに書く。はじめに結論を言う…

真似ると、学ぶ その2

真似ることは学ぶことであり、それは物事の理解の枠組みをすりあわせる行為だとした。そこには、自尊心的な問題もあるが(ライバルからのアドバイスは聞きたくない)この、枠組みのすりあわせ事態がやはり相当難しい。 ■枠組みのすりあわせの難しさ 最近いろ…

真似ると学ぶ

両者は似ている。新しい知識やスキルを手に入れるときに、真似る(他者からの知識を自分の物にすること)がそのまま学ぶことになるからだ。どこかで聞いた話だが、人間の考えることの99,9%は、それまで蓄えた知識のつぎはぎだ。つまり、自分で考えたこ…

小説の技巧 ー視点(登場人物)の複層化ー

コードギアスを見ていると、主人公の他に、様々な立ち位置の登場人物があらわれ、物語を複雑にしている。其処から、物語を複雑化する、視点を増やす技術についての構想を得た。 ■段階的な、視点の複雑化・複層化 ●1、a 対 b (或る組織の)個人同士が戦うも…

競争しない経営戦略論??  Ψ    

商店街が衰退してる。 店主は、高齢でやる気がない。 いくら税金かけても、やるきないなら、効果も期待できない。 むしろ、競争しない戦略をとり、死んだらたたむぐらいのつもりの、 ”だらだらと店を続ける方法”を考えてもいい様な気がする。 100年生き残…

何で、どういう風に、表現するのが適切なのか 構築中・・・・ Ψ

最近読んだ本で、過労死100当番の弁護士が出した本を読んだ。それをもって考えさせられた。適切な表現(適切な媒体)とは何だろう。 ■考えさせられた経緯 時間を売るお店。その言葉に惹かれ購入。1日26時間で生きる人に生じる新たな苦痛。26時間生き…

ロリータ ウラジミール ナボコフを読んで

題名の本を読んだ。自分は新潮文庫の訳のものを読んだ。 興味深い点は、2つあり、 1つめは、ナボコフが生み出したニンフェット理論であり、 2つめは、ロリータと性的関係をもった後の、作品の破綻である。 ■ニンフェット理論とは、 10代前後の少女10…

老人の苦悩 人生は連続していない

人生は、その時々で全く違う。学生と社会人。あるいは、小学生と中学生。同じ自分であっても生きる時期によって全く違う。楽しさが。 頭はしゃんとしているが、車いすに乗らざるをえない老人が居た。「自分の好きなようにしたい。でもこんな身体じゃ迷惑かけ…

文学宣言3  〜自分がとらえんとするもの〜

自分には、世界や人間の生き方が、あるテーマに沿って見える。そういう1つの視点や見方で世界を長く見続けることを専門性・個性というと思う。 自分のテーマは、 1、人間の生き方の悲しみや無情について 2,愛について、女性について、性・男女についてS…

相談理論  相談ってのは非日常の世界。その世界の条件

会話にも、TPOがある。真面目な話をするのに、がやがやうるさい学食で話す人はいないだろう。人が真面目な話を出来る環境、できる条件というものをすこし考える。 ■人数、場所、時間の異質性。 真面目な話というのは、いうなれば普段の関係で話さない会話…

相談の際に選ばれる人の基準 理論

相談されたときに、相手の自分のアドバイスをしっかり伝えて行動を変えさせる方法は、別項で書いた。今回は、どういう基準でアドバイスされる人に選ばれるかについて書く。 ■選ばれる基準 基準は、親交と尊敬度合。ここでいう親交とは友情の類である。尊敬度…

政治の窓理論

或る問題に対して ある決定がなされるときに必要な要素という話。政治としてではなく、集団で何か方向性をとっていくときぐらいにも使える見方だとおもう。 1,問題の流れ 2,専門の流れ 3,政治の流れ ■問題の流れ 問題が認知されていなければならない。…

集団でものを考えるということについて

グループワークやグループディスカッションや会議など、人と話して何かを決めていくことはよくある。しかし、集団で考えた方がよい部分もあれば、個人で考えるべき部分もある。これについて明確な境界を設けて、だらだらと皆で考えてるフリをする時間をなく…

面白さ理論 ストーリー部分の質の向上について

小説や物語を作る上で、4象限にまたがる魅力の理論を展開した。ストーリー部分とキャラ部分による魅力であり、作品の魅力を分解したものといえる。 ストーリーの魅力と キャラの魅力 1象限 謎(タイムマシン)そのものへの探究 動機付けの描写 2象限 謎(…

集団の意見対立を 撲滅するために

集団討論や会議といった、集団で話して方向性を決める時の失敗についての考察。意見がまとまらないときのそもそもの原因について ■対立についての理解(その構造。) 意見対立の構造を解説すると、それは以下の3つである。 1,目的の対立 2,目的を達成す…